さきの教室

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人生を自分の思うがままにコントロールする方法

ブログを始めて6日目のさきです。

毎日Macに触れていると、今までWindowsだった私も問題なく使えてきました。

今日は私がこれまでどうやって自分の思い描く人生を作り上げてきたかを書いていこうと思います。

 

 

親が引いたレールの上を歩いてきた幼少期

プロフィールでも述べましたが、私は非常に多くの習い事をさせてもらってきました。私自身習い事が嫌いではなかったし、学校以外にも沢山の友達がいてとても楽しかったのですが、まさに親が与えてくれた環境の中で動いていたにすぎません。つまり、自分で道を切り開いてきた過去ではないわけです。

 

もちろん、子どもは親に用意された環境の中で成長するわけなので、色んなことに興味を持たせてもらえたことにはとっても感謝しています。おかげで音楽は私の人生の一部となり、この年末年始もカウントダウンコンサート、ニューイヤーコンサートのお仕事をいただけたりしているわけです。

 

そんな私の幼少期〜中学生くらいまでは、親に送り迎えをしてもらい、その時選択できる範囲内で最高の環境を与えてもらったと思っています。例えば、有名な先生のいる音楽教室へクラブ活動の後通い、帰りが遅くなるので家から1時間かかる教室の前まで車で迎えに来てもらっていました。中学3年生の受験前も、夜中12時に塾の駐車場で待ってくれていた母の姿がありました。

 

最高の環境を用意してもらっているのに頑張らないという選択肢はなかったし、短期集中型の私は、親の協力あってこそ数々の難関をクリアすることができたのです。本当に親には頭が上がりません。

 

しかし今振り返ってみると、全て親が用意してくれた環境でした。習い事も進路も、そこにかかる時間もお金も…

 

気付けば親(特に母)の顔色を伺うことが当たり前になっていたし、親の理想に近付くことが自分の目標になっていました。それが全て間違いだったとは思いませんが、社会人になった時、何のために頑張ればいいか分からなくなってしまったんですね。

 

その時気付きました。

 

今まで親の引いたレールの上を歩いていただけだったんだ、と。

 

私の最も尊敬する人、母

私の母は本当にすごい人だと思います。学歴がムチャクチャ高いという訳ではないのですが、その時必要なものを準備するのがとても上手。私たち子ども3人の教育においてもそうだし、仕事でもプライベートでも、相手に必要なものを絶妙なタイミングで提示してくれるので、周囲からの信頼は厚いです。

 

母は乳幼児〜大人まで、様々な年齢層への音楽教育に携わっていますが、少子化のこのご時世でも生徒が絶えません。結構人気講師だと思います。そんな母が、家でピアノの先生をしながら一生懸命子育てしてくれているのが分かってたので、母の期待に応えたいという気持ちも自然と湧いてきました。

 

しかし、葛藤もありました。本当に自分がやりたいことなのか?と自問自答するも、いや、やめたら母が悲しむし…と自己完結し続けてきたことがたくさんあります。あと、怒るとすっごく怖かったので結局母の理想の方向へ物事を進めるのが妥当でした。

 

自分の人生を自分で築く真の意味を見出したのは社会人になってから

親元を離れたのが社会人になってからだったので、その頃から必然的に決定権が自分になりました。まあここまでは、実家暮らしが長い人にはよくあることかな、と思います。一人暮らしをして初めて親のありがたさを実感するとはよく言ったものです。

 

社会人1年目は目まぐるしく毎日が過ぎ、2年目になると少し落ち着くかと思いきや、仕事量は増える一方で、本当に辛かったです。

www.sakilesson.com

  

人生一度きりなのにこのままでいいのか?と思った時、世の中で成功している人の話を聞きに行く機会を作るようにしました。ファイナンシャルセミナー、本の著者からスポーツトレーナーまで、様々な講演会にも参加しました。また、時間管理を学び、仕事中心の生活からプライベートの時間も楽しめる考え方に移行していきました。

 

社会人になっても学ぶことは大切だと思ったし、新しい知識を得ることはとても楽しかった。そこで、本当に自分がやりたかったことは何か、どんな人生にしたいかを真剣に考えました。そしてその思いや思考を言語化することが大切だと気づいたのです。

 

自分の考えは伝えるべき

例えば、教員時代の職場で違和感を感じることがあったらすぐに管理職とのアポをとり、疑問点をぶつけたんですね。幾度となく校長室へ足を運んだわけです。もやもやしたまま仕事をするより、自分の考えは伝えた方が絶対にいいです。

 

伝えたことで改善されたこともそうでなかったこともありました。ほとんど思い通りにはなりませんでした。でも、「こいつはそんなことを考えているのか」ということが相手に伝わりますから、今後の対応策を考えてくれたりはします。自分がどんな人間かアピールすると、相手にとって判断材料が増えるから接しやすくなるんです。

 

この時大切なのは

 

「言うこと言ったらやることやる」

 

ということです。意見してもいいけど自分がやるべきことはちゃんとやる。これができなかったらただの文句言いです。私はこのことを心がけていたので、何度でも私の意見に耳を傾けてくれていました。

 

プライベートでも自分の思いは伝えるが吉

仕事の会議ではプレゼンをしたり意見を言えるのに、プライベートになると一気に自分を主張できなくなる人って多いですよね。友達の顔色を伺って、自分の近況をどこまで話すかさえためらう人もいます。相手を気遣いすぎて自分を出せなくなったら、それはそれで相手に失礼じゃないでしょうか。

 

彼氏にこう言ったらどう思われるかな…ということを気にして相手の嫌なところや気になるところ、自分の思いを伝えられない。そして結構長い間付き合ってから初めて自分の思いや理想をカミングアウトしたりする人も結構いますよね。

 

私はそういうのって人生における無駄だと思うんです。友達でも恋人でも、社会人になってもなお続いている仲なのに、どうして思ってることを言わないんですか?お互い学生の頃みたいに暇じゃないのに、限られた時間を無駄にしているようにしか見えません。

 

私は旦那と遠距離恋愛で付き合い始めました。付き合う前、旦那に言いました。

 

「私、次付き合う人と結婚考えてるから、遊びやったら他あたって」

 

旦那は(後で聞くと戸惑いながらだったらしいけど)

 

「あ、結婚もそろそろ考えてるし遊びじゃないから」

 

と言ったので付き合い始めました。ただでさえ遠距離の壁があるのに真剣じゃない関係って無駄が多いと思ったのです。だって金銭的にも時間的にも負担じゃないですか。私にもやりたいことや人生設計があったので、自分の意思は明確にしておきたかったんですよね。

 

その時点でもちろん結婚を決めていた訳ではないですが、私のこの一言によって、結婚することを決めてからはスムーズでした。お互い心づもりもできていたし、相手に「結婚を考えている」と言わせることで、責任はこちらだけじゃなくなりました。

 

この話をすると結構驚かれるのですが、みんなここができていないから人間関係で悩んでしまうんじゃないでしょうか。自分の思いを伝えただけで破綻してしまう関係なんて、元々続かない上辺だけの関係です。自己主張できない相手と結婚してもうまくいくはずありません。

 

どんな場面でも、自分らしく生きることが自然で一番楽しい人生になりますよ。