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現役塾講師が語る志望校に合格する子ども達の3つの特徴

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現在受験生に受験指導真っ只中のさきです。

今年は主に中3の生徒さんを中心に担当しています。

いよいよ私立入試が3週間後に迫ってきました。

可愛い生徒達に志望校合格してほしいという思いで、日々指導に携わっています。

今日はそんな生徒から私自身気付かされることも多い、志望校に受かる姿勢についてお話します。

受験生の皆さんにいつもお話していることですが、社会人の方を含め、年齢関係なく何かを学ぶ、目標に向けて努力する時に必要な姿勢だと思っています。

受験生の皆さん、受験生をお持ちの保護者の方、そして目標に向かって勉強中の方の参考になれば幸いです。

     

人の目を見て話を聞く

偏差値上位校を目指し受験する生徒の特徴として、まず目を見て話を聞けるということが挙げられます。教科の指導内容もそれ以外の連絡事項でも、顔を上げて話を聞くことができない生徒がいますが、話し手の目を見て話を聞くことができない生徒は成績が伸び悩む傾向にあります。

 

集団授業をしていると、顔を上げるように指示しても、無視して自分のペースで勉強を進めようとする生徒がいます。そしてそれは大体そのクラスの中でも成績が真ん中より下の生徒です。成績上位の生徒はどんな時でも聞くときは聞く姿勢で授業を受けています。

 

時々授業のレベルが自分の求めるレベルより低いと思ったり、自分の得意教科の授業で自分は十分理解していると判断して、中途半端な授業の受け方をする生徒がいます。一見、そこまで自信があるならそっとしておいてもいいと思われがちですが、大抵本人が思うほど分かっていません

 

余裕をかましていることがカッコいい、泥臭く頑張ることは恥ずかしい、そんな発想が頭をよぎり、クールな自分を装っているのでしょうか。しかし、実際この姿勢は足を引っ張るだけで、必死感がない生徒はここってところでミスするんですね。

 

最悪なのは、その生徒の余裕の姿勢を真に受けて、教師が生徒本人に勉強への姿勢を委ねることですが…子どもの判断なんて基準が甘くて当然ですし、教師がガツンと言うべきなんですけどね。

 

成績も右肩上がりで、第一志望への受験を快く後押しできる生徒は、集中力が非常に高いのも特徴です。授業内容を聞きのがさないよう、一語一句を受け止めて吸収しようという姿勢で授業に臨んでいます。言われたことを実践する素直さもその成長を助けています。

 

結果を出している人の言うことは素直に実践するに限ります。これは社会人になってからも私自身意識しています。人の話を目を見て聞き、自分の能力を過信せず、言われたことを素直に取り組む。目標達成のための最低限のアクションです。

 

言い訳をしない

「どうして宿題できてないの?」

 「クラブが忙しくて」

 「他の宿題が多くて」

 「テスト前で時間がなくて」

 

色んな言い訳が返ってきます。成績が伸びる生徒、順調に勉強が進む生徒は言い訳をしません。これも12年間教育業界にいて痛感します。結果的に遅れてでも宿題や課題をやってくるのですが、いまいち伸びないい生徒は必ずと言っていいほど言い訳をするんですね。

 

単純に言い訳をして宿題をやらないことにより、勉強量が周りより少ないということも無関係ではありませんが、私は遅れてでも全員に課題を提出させるので、結果的に演習量にさほど差は生まれません。その上で比較した時に、やはり言い訳する生徒の成績は思わしくないのです。

 

原因は、意思の弱さだと思うんですよね。できなくてもいいや、無理したくないし、忙しかったし仕方ない。自分で自分を正当化して結局やりたくないことから逃げてるだけなんですよね。

 

言い訳をすることで、できてないないことを肯定することになるので、言い訳する度にやるべきことへの意識が少しずつ下がっていきます。合格したかったら言い訳や理由を探さず、とりあえずやる。

 

時間を作る

本当に時間がなくてできないということはほとんど成立しません。時間とは自ら作るものなので、正確には時間がないではなくて時間が作れていないだけです。普段より勉強にかける時間を多く確保することができれば、時間がないということにはなりません。

 

試験前で他にもやることがたくさんあると主張する生徒がいますが、やるべきことの内容や量は予め分かっていることばかりです。受験までに、試験までに、来週までにというように事前に計画できるにも関わらず、期限の前日や当日になって焦る姿をよく目にします。

 

時間をうまく使うことができていない人は、まず計画が立てられていません。期限から逆算して、それまでに終わらせるためには今何をするべきかが分かっていないので、どんどんやることが後回しになって、期限間近に焦るんですね。

 

やるべきことをリストアップして、いつどれを終わらせるかを書き出し実践することは、社会人になっても要求される能力です。 受験勉強を頑張ることによってそういったタイムマネジメント、スケジュール管理能力が身につくので、受験勉強の過程で得たスキルは社会人になっても確実に生きてきます。

 

さいごに

ここでは成績が伸びやすい生徒の特徴をまとめましたが、受験を目標にした生徒に限らず、社会人にも例外なく当てはまります。とりあえず勉強するのではなく、まずはこれらの取り組む姿勢を変えてみてはどうでしょうか。

 

人生一度きり。受験勉強を含む勉強も、頑張るべき期間は限られています。有意義な学習期間になるよう、今一度先述した3点ができているか意識してみてください。勉強の質がぐっと変わりますよ。受験生の皆さん、最後まで頑張り抜いてくださいね。